焚き火はキャンプの醍醐味の一つ。暖を取ったり、料理を楽しんだり、炎を眺めながらリラックスした時間を過ごすことができます。
しかし、火を扱うため注意が必要です、正しい知識で安全に焚き火を行うことで、キャンプの楽しさはより深まります。この記事では初心者キャンパーさんでも安全に焚き火を楽しむための手順やポイントを詳しく解説します。

九州を中心に活動しています「キャンプ歴3年」のキャンパーマサくんが焚き火を安全に行うポイントを紹介していきます、どうぞ最後まで読んでいってくださいね。
- 焚き火の火の起こし方と消し方の手順
- 焚き火をする際の注意点
- 焚き火の魅力や楽しさ
焚き火はキャンプ場で行いましょう
焚き火をするところはキャンプ場で行うことがベストです。
近くの公園でも可能なところはありますが、ここ最近ではほとんどの公園では禁止されています。
また、公園には灰捨て場などもなくて後処理にこまるので、キャンプ場でおこないましょう。
準備物リスト
焚き火を行うさいの準備物をリストにしています。
一つずつ確認していきましょう。
- 焚き火シート:地面へのダメージを防ぐ耐火性のシート。キャンプ場のルールとして使用が義務付けられている場合もあります。
- 焚き火台:直火禁止のキャンプ場でも焚き火を楽しむための必須アイテム。コンパクトに折りたためるものが便利です。
- 薪:針葉樹は火付きが良く、広葉樹は火持ちがよい特徴があります。用途におうじて使い分けましょう。
- 着火剤:大きくわけるとジェルタイプと個体タイプにわけられます。匂いがきつい灯油系のタイイプは避けたほうがよいでしょう。
- チャッカマン:ノズルが長いものが便利、着火剤に点火するときには着火剤置き、薪を組んでいくので着火するので、100円ライターなどノズルがないタイプでの着火は不便です。
- 火吹き棒:焚き火の燃焼を手助けする必須アイテムです。焚き火より離れた位置から酸素をおくることができるので安全に火力をあげることができます。
- 手袋:軍手などの布製では焚き火の火が飛び火して手袋に穴があいてしまう危険があります。耐熱性のある皮素材のものを選びましょう。
- ナイフ・斧やナタ:薪を小さくする為のアイテム、取り扱いには注意が必要。
- 火ばさみ:薪をくべたり、薪の配置をかえたりするのに必要になります。
焚き火を安全に楽しむためのポイント

この項目は焚き火するうえで注意することだからしっかりチェックしよう!

そうだね、火の取り扱いは特にきけんだからね!
落ち葉や紙、調理につかうガズボンベなど引火すると危険なものは近くには置かない。
薪にはとげがあるため、素手で扱うのは避け、手袋を着用しましょう。
周りに人がいないかよく確認する、ナタや、斧を振り回したりしない。
薪を扱うときと同様、こちらもゴム手製の手袋を使うことで、斧やナタがすっぽ抜けることを防ぐことができます。
その他にも斧やナタを使わずにナイフを使って薪を小さくする技術のことをバドニングといいます。
詳しくはこちらの記事ををご覧ください。
キャンプを中にはいろんなごみが出ます。それを焚き火で燃やすようなことは絶対にNGです。
紙やビニールなどは特に危険で火が付いたまま舞ってしまい、テントや他のキャンパーさんのとこへ飛んでいってしまうと火傷や、テントに穴があいたり、山火事になる危険性もあります。
- 燃えやすい物の周囲からの除去
- 適切な手袋の着用
- 薪割り時の注意
- ゴミの焼却禁止
火を起こしていこう
準備物がそろい安全を確認できたので、これからはいよいよ、はじめての焚き火タイムの突入です。
手順を確認しておけばイメージも湧きやすいですよ。

薪は購入した状態だと1本1本が太く、そのまま燃やそうとしてもとても時間がかかってしまいます。
そこで薪を細くすることで火起こしが用意になります。
焚き火台をしようしているのだから焚き火シートはいらないのじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、焚き火台と地面の間もかなりの高熱になっており、芝生サイトなどはそれによって芝生が燃えてしまいます。
焚き火シートを敷きましょう。
自分のこのみにあった着火剤をしようしましょう。※アンカーリンクさせる
薪の置き方の一覧
薪の組み方一覧(東京クラフト公式サイト)
- 薪割り・バドニングをして薪の準備をしておく
- 焚き火シートを敷いて、焚き火台をのせる
- 着火剤をおく
- 着火剤の上に薪を置いていく
- 着火する
火をそだてる
火起こしが済んだあとは、火が消えないよう、火を育てていく必要があります。
たのしい焚き火いじりの時間ですよ!
焚き火をはじめると徐々に火が小さくなり消えていってしまいます。そこで薪をくべていかないといけません。
火種に乗せていくように置いていきましょう。
焚き火を燃やし続けていくには空気中の酸素が必要です。そして、ピンポイントに酸素を供給する道具が火吹き棒です、これで酸素を供給することで火力があがっていきます。
薪を燃やしていくと、灰がたまっていくと空気の通り道がふさがれしまい、燃焼効率が下がり火が消えていってしまいます。そこで薪を動かしながら「すき間」を作ってあげましょう。
- 薪をくべる
- 火吹き棒で空気をおくる
- 重なっている薪を整理して、空気の通り道をつくる
火を消すまでが焚き火
楽しい焚き火も安全に消火することで、次回の焚き火へつながっていきます、きちんと把握しておきましょう。
薪がまだ燃えている最中に水をかけると一気に水が蒸発してとてもあつい水蒸気が発生するので危険です。
煙たくなるし、火の粉が飛ぶこともあるので、薪を燃やしきってから水をかけるようにしましょう。
焚き火の火は見た目には消えていても、内部に熱が残っていて再燃することがあります。
しっかり消火するポイントは『水+かき混ぜ+冷却』の3セットが基本です
- 薪を燃やしきって水をかけていく
- 完全に消火することを確認する
- 火が消えたと思っても絶対に触らない
後片付け
完全に火が消えたのを確認したら後片付けをしましょう。
キャンプ所には灰捨て場が基本的に設置されています。大きなドラム缶などが置かれているサイトがほとんどです。
なのでそこまで持っていき捨てるようにしましょう。
その場の地面に穴をほって捨てることは山火事の危険もあるので絶対にNGです。
焚き火台の周辺には灰や小さな木くずが散乱するので掃除をしましょう。小さなものでいいので、ほうきとちりとりがあれば簡単に灰捨て場まで持っていくことができます。
- キャンプ場の指定された灰捨て場に捨てる
- 焚き火をした周辺にも灰や小さな木くずが散乱するので掃除をする
まとめ
焚き火をすることって普段の生活では無いので、ちょっと難しそうに感じる人もいるとは思いますが、手順をきちんと押さえてけば、簡単に行うことができます
注意することを守り安全に焚き火をすることで、楽しいキャンプを味わい、そして焚き火の魅力を感じてもらえると思います。